無料で使えるからという理由でGeminiを触ってはいたものの、正直ChatGPTやClaudeのついでという扱いだった。毎回同じような自己紹介や前提条件を入力し直すのが面倒で、結局そこまで頼りにしていなかった。
きっかけは、ある日カレンダーの予定を聞いてみたら、Googleアカウントの中身をちゃんと踏まえた答えが返ってきたことだった。そこから設定を見直してみたら、調べ物にかかる時間が体感で半分近くになった。特別な有料プランに入ったわけではない。
一言も入力していないのに、話が噛み合うようになった
以前は新しい会話を始めるたびに、自分の仕事内容や好みの回答形式をゼロから説明していた。数回のやり取りで終わる相談ならまだしも、込み入った調べ物になると、前提を揃えるだけで何往復も消費していた。
いま同じ作業をすると、こちらが何も言わなくても、過去のやり取りを踏まえた返答が返ってくる。パーソナライズ機能をオンにしただけで、チャットをまたいで記憶が引き継がれるようになったからだ。一度オンにしてしまえば、あとは意識する必要がない。効果を実感するまでに操作は数十秒しかかからなかった。
出力形式を先に決めておくと、直しの回数が減る
もう一つ変えたのは、回答の形式を毎回指定するのをやめたことだ。結論を先に書いてほしい、箇条書きは使わずに書いてほしいといった希望を、そのつど文章の頭に付け足していた。地味に面倒な上に、書き忘れると希望と違う形式で返ってきて、結局書き直しを頼むことになっていた。
カスタム指示という設定に、この希望をあらかじめ登録しておけるようになっている。一度書いておけば、次からは毎回勝手にその形式で返ってくる。回答をもらってから直しを頼む回数が、体感でかなり減った。
調べ物の質が変わったのは、Googleサービスとの連携だった
一番効果が大きかったのは、GmailやGoogleカレンダー、Driveをソースにした調べ物ができるようになったことだ。これまでは、メールの内容を自分でコピーして貼り付けたり、カレンダーの予定を手打ちで伝えたりしていた。当たり前だが、これは地味に時間を食う作業だった。
いまは連携をオンにしておけば、こちらから情報を渡さなくても、必要な範囲を横断して調べてくれる。特定の期間のメールのやり取りを踏まえて要点をまとめてほしい、といった頼み方ができるようになり、事前準備の手間がほぼなくなった。
案件ごとに専用の相手を作れることに、あとから気づいた
さらに、ノートブックという機能を使うと、案件やテーマごとに専用の設定と資料をひとまとめにしておける。前提知識や参照してほしい資料を毎回説明し直す必要がなく、その案件専用の相手と話しているような感覚に近い。
最初は正直、そこまで使うかどうか半信半疑だった。ただ、繰り返し発生する調べ物や資料整理がある人ほど、効果を感じやすい機能だと思う。
この記事の下に、ここで紹介した設定を迷わず一つずつ済ませられるチェックシートを置いてある。次にGeminiを開く前に、一度目を通してみてほしい。

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