Claudeへの指示、細かく書くほど良いと思っていたら逆だった

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プロンプトは条件を細かく書き込むほど精度が上がる、とずっと思い込んでいた。長めの指示文をテンプレート化して、毎回そこに条件を足していくやり方が自分のスタイルになっていた。ところが、期間限定で使えるようになっていたClaudeの「Fable5」を試したところ、この思い込みが崩れることになった。

いつもの細かい指示文を、そのまま投げてみた

最初は特に何も変えず、これまで使っていた細かい条件付きの指示文をそのままFable5に投げてみた。結果、出力の精度がむしろ下がったように感じた。条件を並べすぎたせいか、一部の指示が拾われずに抜け落ちていることもあった。「これまでの指示文が通用しないモデルなのか」と、最初は戸惑った。

条件を減らして「ゴール」「完成条件」「任せる範囲」の3つだけにした

そこで試しに、細かい条件を全部取り払い、「何を達成したいか(ゴール)」「完成とみなす基準(完成条件)」「どこまで判断を任せるか(任せる範囲)」の3つだけを渡す形に書き直した。同じ作業(社内向けの資料の構成案作成)をこの短い指示で頼んでみたところ、これまでより整理された構成案が返ってきた。条件を減らしたのに、精度は明らかに上がっていた。

条件を書き込みすぎると品質が下がる、という特性は自分の感覚とは逆だったので、最初は半信半疑だったが、3回試して同じ傾向が出たので、Fable5に関してはこの「引き算の指示」の方が向いているという結論になった。

最終チェックは、同じチャットではなく新規チャットでやるようにした

もう1つ変えたのは、最終確認のやり方だった。同じチャットの続きで「これで問題ないか確認して」と聞くと、それまでの流れに引っ張られてか、甘めの評価が返ってくることが多かった。試しに、出来上がった内容を新規チャットに貼り直して確認を頼んだところ、同じ内容でも指摘の数が明らかに増え、辛口のフィードバックが返ってきた。以降、重要な資料は新規チャットで最終チェックをする、という手順を追加している。

なお、「思考過程を書き出して」という指示は使わないようにしている。この指示を出すと安全装置が働いて別のモデルに自動で切り替わってしまい、Fable5本来の挙動を試せなくなるためだ。

この記事の下に、Claudeにゴールベースで指示を出すときに整理しておきたい項目をまとめたチェックシートを置いてある。指示文を書く前に確認してもらえればと思う。

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