Codexにスライド140枚を一気に作らせてみたら、8時間の作業が本当に終わっていた

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複数の支店向けに内容を少しずつ変えた営業資料を作る作業を毎月やっている。店舗ごとに数字や事例を差し替えるだけなのに、1店舗あたり平均40分、対象が20店舗あるので合計すると8時間以上かかっていた。単純作業なのに時間だけはしっかり取られる、典型的にAIに向いている仕事だと思いつつ、これまでは「結局手直しが多くて余計時間がかかるのでは」と手を出せずにいた。

Codexで「ループエンジニアリング」というやり方を使うと、生成した資料をAI自身が検証して直す作業まで一括でできると知り、試しに20店舗分のスライドをまとめて作らせてみることにした。

ゴールと完成条件だけ渡して、あとは放置してみた

やったことは単純で、完成イメージ(構成・トーン・使う数字の出典)と、各店舗の基礎データをまとめたファイルを渡し、「この形式で20店舗分、140枚作って」とだけ指示した。途中で細かい確認を挟まず、生成→自分でチェック→直す、というループを自動で回させる設定にした。

放置している間に別の作業をしていたが、45分ほどで140枚のスライドが出来上がっていた。ページごとの体裁のばらつきもほとんどなく、これまで8時間かけていた作業が実質45分になった計算になる。

それでも直したのは、店舗名の表記ゆれと数字の丸め方だった

とはいえ、全部そのまま出せる完成度だったわけではない。実際に手直しが必要だったのは、支店名の表記が「〇〇店」「〇〇支店」で店舗ごとに揺れていた点と、金額の端数処理(千円単位で切り捨てるルール)がスライドによって違っていた点の2つ。この2点を直すのに20分ほどかかった。それでも合計1時間程度で完了しており、8時間からの削減幅は十分に大きかった。

「ループエンジニアリング」の設定自体には準備が要る

一番苦労したのは、最初にこの仕組みを組むところだった。完成イメージのファイルと基礎データのファイルをどう渡せばAIが迷わず回せるか、最初の1回は試行錯誤で1時間ほどかかった。この初期設定さえできてしまえば、次の月からはデータを差し替えるだけで同じ仕組みを使い回せる。逆に言うと、1回きりの単発作業にはあまり向いていない。毎月・毎週繰り返す資料作りに使うと元が取れるやり方だと感じた。

この記事の下に、ループエンジニアリングを始める前に準備しておくべきことをまとめたチェックリストを置いてある。最初の設定でつまずかないための参考にしてもらえればと思う。

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